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小間使の日記(ルイス・ブニュエル、1963年、フランス/イタリア)
b0062149_1393765.jpgスカパー(シネフィル・イマジカ)から録画したものを鑑賞。原作にわりと忠実に作られているそうだが、原作がブニュエル向きだったのだろうか、オリジナル脚本と言われてもおかしくない物語である。田舎の名家の奇妙な生活が描かれるが、いちばん面白いのはやはり靴フェチの大旦那様のエピソードだろうか。ブーツを愛でているおじいさんの姿が愛らしい。後半からはサスペンスじみた内容になるが、はっきりとした問題解決がされず、さらに政治問題までからめられて唐突に終わるところもブニュエルらしい。それにしてもカタツムリの使い方が何ともエロティックである。

ジャンヌ・モローはこのとき(映画の設定でもそうだったが)30代半ばなのだが、その年齢相応に大人の成熟した魅力と気高さに満ちている。ヌーヴェル・ヴァーグの映画ともまた違った魅力を発散していて、代表作の一つといえるだろう。
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by poyance | 2009-09-19 01:54 | 映画
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