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TOKYO!(ミシェル・ゴンドリー他、2008年、フランス/日本/韓国)
b0062149_20531480.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。ミシェル・ゴンドリー、ポン・ジュノ、そして何とレオス・カラックスによる東京を舞台にしたオムニバス映画、と聞くと観たくないわけがない。一方で外国人による日本モノ、さらにオムニバスという点が不安を感じさせる。ヘンな勘違い映画でなければよいが、と思いながら観たが、3作品すべてファンタジーという設定にしてはおもいっきりハズしていたのはカラックスだけで、ゴンドリー&ジュノは東京の色合いと空気を違和感なく作品に取り込んでいたと思う。端役にも有名どころが出ていたりして、出演陣は結構豪華である。

いちばん好きなのはゴンドリーの「インテリア・デザイン」だろうか。彼特有の想像(妄想)力豊かで手作り感覚あふれる映像は、東京のゴチャゴチャした風景にもマッチしていた。加瀬亮が披露する映画(とその演出)も見もの。ただし、東京の街はパリのような明るい色彩に欠けているので、全体的にすすけた暗い感じに見えてしまうのが難。最後は突拍子もない展開なのだが、ラストで大森南朋の部屋に落ち着いた藤谷文子の描き方が可愛らしくて許せてしまう。キャスティングもよくて、特に藤谷文子と伊藤歩の2人の使い方が秀逸。監督自身がキャスティングしたのだったら、やっぱり彼のセンスはいいと思う。

ポン・ジュノの作品を観よう観ようと思いつつ、未見のままこれを観たが、物語がありきたりに思えて、正直まだその魅力がわかったとはいえない。カメラワークや、整然と片付けられた香川照之の部屋などのディテールは面白く、特に音楽がよかった。香川照之が、久々に外へ出て蒼井優の家へ向かうときに流れるギター音楽がとても美しい。香川照之は、顔と比例して演技が濃いいなあ・・

そして問題のカラックス。溝口健二とゴジラへのオマージュとされているが、私には荒俣宏の「帝都物語」が思い出されてくるのだった。メルド出現後のマスコミや街の様子があまりにも嘘くさくて・・今時日本でもこんな映画は作らないだろうに。ラストは笑えましたが。ドニ・ラヴァンも最近こういう役しかしてないような気がする。
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by poyance | 2009-09-15 22:11 | 映画
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