WOWOWから録画したものを鑑賞。10年前に作られた映画、と言ってもおかしくないほどベタな内容である。それは単に喫茶店の内装が古臭いとかそういうことを言ってるのではなくて、物語にヒネリもなく、「笑いあり、涙あり」というステレオタイプな枠のなかにちんまり収まってしまっている、ということなのである。退屈はしないけれども、キャスティングが魅力的なだけに非常にもったいない感じのする映画だった。
しばらく前に、NHKの堅い内容のドキュメンタリーのナレーションを宮迫博之がやっていて、その朗々とした声の響きに関心したのだが、この作品ではそういう面も含めて彼のよさがあまり活かされていないと思う。娘役の仲里依紗のふてぶてしい演技はよかった(彼女は二宮和也にとてもよく似ている!)。映画に出演している麻生久美子を初めてちゃんと観たけれど、彼女が映画界で重宝されているのがわかった気がする。
by poyance
| 2009-09-05 13:56
| 映画
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