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それでも恋するバルセロナ(ウディ・アレン、2008年、スペイン/アメリカ)
b0062149_1463342.jpgなんばパークスのシネコンにて鑑賞。スペイン撮影&ペネロペ出演ということで、アルモドバルで盛り上がっている家人は過剰な期待を持って臨んだようだが、そこはいつものウディ・アレンということで、いささか肩すかしを食ったようだ。こちらはいつもの感じかなと思っていたから、「タロットカード・・」よりはダレることなくスムーズな展開だったので、楽しく観られた。だけどナレーション映画はやっぱり苦手である。

恋愛に節度を求めるも秘めた情熱を抱く女(ヴィッキー)、奔放で自由だが結局はわりとフツーな感覚の持ち主(クリスティーナ)、恋愛に充実しないと才能を発揮できない男(ファン・アントニオ)、別れた男を忘れられず嫉妬に狂う女(マリア・エレナ)と、登場人物はそれぞれ風刺的に描かれていて、誰が正しいなどという愚かな結論は示されぬままエンディングへ向かう。ナレーションが導くまま、誰に焦点を置かれずに物語がつらつら描かれていくためか、96分の割には長く感じられた。

ウディ・アレンものに出演するスカーレット・ヨハンソンはどれも好きだが、ウディのここ最近の「ミューズ」の割にはいつも結構おバカな扱いを受けているような気もする。今回も健康的なエロティシズムが全体から発散されていて、それはそれでよい。情熱的でワイルドなペネロペもよいが、これでオスカーを穫るんだったら、「ボルベール」であげたかった。個人的にはヴィッキー役のレベッカ・ホールが好きである。スレンダーな体と全体的に「薄い」感じのする彼女は、かつてのウディのヒロイン、ダイアン・キートンやミア・ファローに通ずるものを持っている。ヴィッキーの着こなすラフでシンプルなファッションも好みだった。
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by poyance | 2009-07-12 02:04 | 映画
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