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ミスト(フランク・ダラボン、2007年、アメリカ)
b0062149_1545915.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。スティーヴン・キングものはついつい観てしまうのだが、これは今まで観たなかで最も暗い作品である。前半部のある女性のセリフが全体の伏線となっているとは思いもよらなかった。

「霧」という「白い闇」の表現が美しく、ラストシーンに至るまで効果的に用いられている。極限的な状況に陥らせた原因そのものは横に置かれたまま(この手の映画にありがちなグロいモンスター表現には辟易するが、それらの大半は霧の中に隠れてしまっている)、人々の心理の変化を重点的に描いたことでより恐ろしくなった。キング作品にはときどき性格設定が単純すぎる登場人物が出てきて何だかな〜と思うことがあるのだけれど、今回のノートンも極端すぎるように思われる。あのような非常時に「みんなが俺を騙している」などと普通考えられるだろうか。それも弁護士という設定なのに。ラストは原作と大きく変えてあるそうだが、アメリカ映画らしからぬエンディングである。

マーシャ・ゲイ・ハーデン(相変わらず芸達者)以外はあまり知った俳優はいなかったが、バランスのとれたキャスティングだった。特にオリー役のトビー・ジョーンズが印象深い。
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by poyance | 2009-04-29 02:12 | 映画
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