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バッド・エデュケーション(ペドロ・アルモドバル、2004年、スペイン)
b0062149_2056442.jpgレンタルDVDにて鑑賞。この監督の作品を3作連続して観たが、作品自体の脚本のなかに、登場人物の書いた脚本が展開され、ガエル・ガルシア・ベルナルがどちらの脚本でも演じているため、最も複雑な構成となっている。しかし、2つの脚本間の切り替わりが明瞭に行われていて観ていて混乱することはなく、サスペンス仕立てにもなっていて、プロットそのものとしてはいちばん面白かった。今回も映画を撮る、という話が中心に据えられているくらい映画を語る映画でもあった。
ガエル君は私も大好きな俳優なのだが、彼が女装しても美しいとはあまり思えず、逆に彼の男である部分が目立って見えてしまう。そもそもアルモドバル作品にしばしば登場する女装の男たちは、女っぽいというよりもゴツくて男らしいし、女性も愛することができて、男性性が強調されているように思える。
それは別として、邪悪な雰囲気を漂わせたアンヘルは、「恋愛睡眠のすすめ」のステファンや「モーターサイクル・・」のゲバラとも全然違い、こういう役にも積極的に取り組んでいるガエル・ガルシア・ベルナルの役者の幅の広さを感じ、ますます好きになった。この映画を引っさげてカンヌに乗り込んだときのガエル君はほんとうに可愛らしかったなあ〜
エンリケ役のフェレ・マルティネスの妖しさもよかった。今回ハビエル・カマラがまたガラっと違うキャラで登場しているが、彼の演じたパキートはこの映画のお気に入りだ。ファッションセンスがたまらぬ。

久々に家人と映画を観ようか(2、3月はほとんど映画を一人で観ていた)ということで、アルモドバル作品を観始めたら、はまってしまって3作品連続で観てしまった(その後「ボルベール」ももう一度観た)。個人的には構成の面白さではこの作品がいちばん好きだが、総合的な感動度でいうと「ボルベール」がベストだろうか。家人は「オール・アバウト・マイ・マザー」も好きだそうだ。ところで、アルモドバル作品では、何でもない場面で出てくる食べ物、特にお菓子がどれもこれもおいしそうで(ウエハース、ドーナツ、お茶に浸して食べるクッキー、プリン等々)、節食中の二人には大変目の毒だった・・
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by poyance | 2009-04-20 21:02 | 映画
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